めだかのエサ
大きく分けると3つに分かれます。
- 粉エサ
- 生き餌
- 冷凍エサ
粉エサ
下のような商品はホームセンターに陳列されているのをよく見かけますよね。そしてめだかのエサといえばキョーリンさんが一番有名なのではないでしょうか。
これらの商品は繁殖用と記載されていますが、商品ごとにタンパク質などの成分を分けて製品化しています。厳密にいえば成長期・繁殖期・成熟期で成分を飼えた方がベストなんでしょうが、私は気にしていません。
私の知る限りですと『メダカのエサ産卵・繁殖用』を使っている方が多いと思います。私もずっと使っていました。
めだかのエサは基本は粉エサで十分です。針子や稚魚に与える際には指でエサをすりつぶして細かくしてあげてください。体調1㎝を越えるようになればすりつぶさなくても普通に食べることができます。
私が今使っている粉エサはおとひめというエサです。サイズは『B2』です。(※サイズはAが一番細かくて、B2がめだかの若魚以上ににあった大きさです。)
業務用なので大容量です。飼育数が少ない場合、業務用では量が多すぎるます。そのためネットではこれを小分けにして販売をしている方が多くいらっしゃいます。
粉エサ | 与える時期 | 容量(g) | 市場価格 | g単価(円) | 蛋白質 | 脂質 |
おとひめ B2 | 針子~ | 2000 | 5198 | 2.6 | 50% | 10% |
ヒカリ メダカのエサ 産卵繁殖用 130g×3個 | 針子~ | 390 | 1950 | 5.0 | 48%以上 | 9%以上 |
めだかの舞 ブリード 90g | 針子~ | 90 | 781 | 8.7 | 50%以上 | 11%以上 |
生き餌
生きたエサ。めだかの飼育を始めると誰もが一度は手を出したくなります。代表的な物はゾウリムシ、ブラインシュリンプ、ミジンコです。生き餌の一番のメリットは食いつきが良いこと。そして食べきれなくてもそのまま水中に生存して水を汚さないことです。(めだか飼育で最重要なのは水質の安定です。)
ゾウリムシは非常に小さな生き物なので、生まれたての針子でも食べることができます。自宅でも培養は可能です。元になるゾウリムシを手に入れたら、エビオス錠・豆乳・PSBなどでカンタンに培養できます。
ブラインシュリンプも針子の時から食べることができます。小さくピコピコ動くのでめだかの注目を集めやすく、食いつきも抜群です。しかし手間です。乾燥卵を塩水で24時間エアレーションをしてふ化させるという手間が少し面倒です。
ミジンコは少し大きな生物なので稚魚ぐらいに成長すると食べることができます。人気の生き餌で培養も簡単です。簡単ですがやっぱり手間です。
これらの培養を始める際にはまず元となる生体をネットで買いましょう。楽天、amazonなどで販売されています。その他ヤフオクやラクマでも購入可能です。
生き餌はエサとしての食いつきが良く、栄養価もありますが、維持管理に手間がかかります。
私はゾウリムシもブラインシュリンプもミジンコも培養していますが、結局いつも面倒になってしまいます。多分今後はブラインシュリンプだけにすると思います。
生き餌の冷凍パック
そこで注目なのが生き餌にビタミンを強化したい冷凍パックです。
生き餌の冷凍 | 与える時期 | 容量 | 市場価格 | g単価(円) | 蛋白質 | 脂質 |
ビタクリンワムシ | 針子~ | 50 | 350 | 7.0 | 3.1%以上 | 0.3%以上 |
ビタクリンベビーブライン | 稚魚~ | 50 | 498 | 10.0 | 2.7%以上 | 0.5%以上 |
ビタクリンミジンコ | 若魚~ | 100 | 332 | 3.3 | 2.5%以上 | 0.5%以上 |
ビタクリンミジンコ ミニキューブ | 若魚~ | 45 | 244 | 5.4 | 2.5%以上 | 0.5%以上 |
タンパク質や脂質は粉エサには劣りますが、不飽和脂肪酸(DHA、EPA)やマルチビタミンを添加した栄養強化フードになります。冷凍保存が可能なので、必要なときに必要なだけ使えて便利です。人間で言うところの栄養サプリメントですね。
ただし若干費用が高いので、普段は粉エサでたまに冷凍パックを与えるなど頻度を調整してコストを抑えると良いと思います。
この中で一番オススメなのはビタクリンワムシとビタクリンミジンコです。針子の時から与えられるビタクリンワムシはゾウリムシやブラインシュリンプを培養する手間を省いてくれます。オススメです。そしてビタクリンミジンコは栄養と費用のコストパフォーマンスに優れたエサだと思います。若魚以上の成長しためだかの成長を促進してくれると思います。
結論:粉エサで十分
栄養価・費用・管理の観点から粉エサがダントツ一番です。安心して粉エサだけで育て上げて下さい。
趣味として色々試してみたい場合は生き餌にも挑戦してみて下さい。楽しいし、色々と考えることが増えて面白いです。
生き餌が手間だなぁと思う方は冷凍エサを買って与えるのも良いかもしれません。
養殖場を持つような業者様で、短い期間でメダカを針子→若魚まで育てなくてはいけない方には生き餌が必須になりますが、趣味の範囲であれば不必要です。
無理のない範囲で楽しみましょう。
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