めだかの様子を観察して、底の方でじっと耐えているような様子であればそろそろ越冬の始まりです。だいたい11月ころから越冬が始まります。
ではめだかの越冬方法とはどんなことなのかご紹介をします。
冬を越すためにやることは何もありません
以上!おしまい!!
で、終わってしまうのもあれなんで、いくつかご紹介をします。ただし、本当に特に何もしなくても大丈夫です。めだかは水温0℃にならなければ死にません。つまり容器の中の水が全て氷にならなければ大丈夫ってことです。場所にもよりますが、関東以南でめだかを飼育しているのであれば、越冬に特別なことはしなくて大丈夫です。めだかは強いですね。
どうしてもあれやこれやとやりたくなりますが、本当になにもしなくていいです。今回は前提の上で注意をして頂きたいことをいくつかご紹介します。なお、今回ご紹介する越冬方法は屋外飼育の場合のみです。室内で飼育する場合は越冬という考え方がありません。冬の間も室内でめだかを愛でてください。
屋外飼育で越冬させる場合、気をつける点は以下の通りです。
- 水量を多くする。
- 空気と触れる水面の面積を少なくする。
- 12月からは餌を与えない。
- 越冬中は足し水だけをする。
- やっちゃだめなこと。
水量を多くする。
容器の中の水が全て凍結すればめだかも死んでしまいます。水量の少ない容器は凍結しやすくなります。できるかぎり大きな容器および水量で冬を越しましょう。できれば10L以上の容器で越冬しましょう。1Lにつきめだか1匹が理想です。最低でも500mlにつき1匹の水量は確保します。
空気と触れる水面を狭くする。
水は水面から凍ります。そのため空気と触れる水面の面積を少なくすることで凍りにくくすることができます。しかし、空気と触れる水面の面積を少なくすることは水中への酸素の供給を減らすことにもなります。ですので極端に狭くなるようなことは避けてください。
例えば、薄い発泡スチロールを水面の半分ぐらいの大きさに切って浮かせる等はいいと思います。この方法の場合、めだかの隠れ場所としても活用ができます。
12月からは餌を与えない【重要】
冬の間、めだかはほぼ動きません。動かないのでエネルギーを消費しません。エネルギーを消費しないので餌を食べる必要がありません。餌を食べる必要がないので餌を与えません。つまり冬の間は餌を断ちます。
餌を与えないと心配になると思いますが、本当に大丈夫です。冬の間は水中のわずかな微生物やプランクトンを食べています。どうしてもなにか与え対場合はPSB(光合成細菌)ぐらいで十分です。
冬の間は餌を与えない。これは一番大事なことです。
冬の間に餌を与えると全て食べ残すことになり、水質悪化を招き、結果めだかが死んでしまいます。餌はめだかが動き出す3月頃から少しずつ与え始めましょう。
冬は足し水だけしましょう。
冬の間も水は蒸発するので、カルキを抜いた水を減った分だけ足して下さい。冬の間は水替えは不要です。冬の水替えはめだかの負担にしかなりません。
そもそも水替えが必要な理由は『水が悪くなる』からです。水が悪くなる理由は主にめだかの排泄物によるものです。しかし冬の間にめだかは餌を食べません。だから糞をしません。そのため水が汚れません。だから水替えはしなくていいのです。
それから病気の原因になる最近も水温の低下で活動をしません。そのため病気が蔓延することもほとんどありません。
やっちゃだめなこと。
これらのことはしないでください。最悪の場合、めだかが死んでしまいます。
- 凍った水面を無理矢理溶かすこと。
- 水替えをすること。
- エアレーション(ぶくぶく)をすること。
- 餌を与えること。
以上がめだかの越冬方法のご紹介でした。
まとめると、
めだかの越冬は何もしないで春を待つ。
冬の間はめだか活動は休止ですね。
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