卵から針子への育て方11ステップ
以下の順序で進めれば、針子は元気に育ちます。
- 産卵床や水草に付いた卵を指で取るか、そのまま取り出す。
- ダイソーの飼育容器(100円)に水道水を入れて、卵を入れる。
- ふ化した針子用の容器を別に用意して、カルキを抜いた水を入れておく。
- (数日後)ふ化した針子はスポイトで吸って、準備をしておいた針子用の容器へ移す。(これを繰り返す。)
- 針子のエサは大人用のエサを指でしっかりとすりつぶして、1日2~3回を少量ずつあげる。
- 水替えはしなくて大丈夫です。
- 2週間経過したら、少し大きな容器に移す。
- 移す際には新しい容器に元の容器に入っていた水と、カルキを抜いた水を混ぜる。
- エサは大人用のエサを指でかるくすりつぶして、1日2~3回を少量ずつあげる。
- 1ヶ月経つと、産卵が可能な個体へと成長する。
- エサは大人用のエサと同じものを食べることができるようになっています。
以上で針子は稚魚、成魚と成長してくれます。
これより下では少し細かい補足をします。読み飛ばしても大丈夫です。
産卵床は市販のものをおすすめします。ホテイアオイだとそれ自体が増えすぎて困ります。おすすめはセリアの「メダカの産卵床」「メダカうきわ」です。
卵を入れる水は水道水がいいです。カルキがカビの発生を抑えてくれます。メチレンブルーをほんの少量いれてもいいでしょう。土や砂利は入れないでください。
卵の容器と水を用意したときと同時に、針子を入れる用の容器とカルキ抜きした水を用意します。同時に用意する理由は、ふ化をするまでの数日で針子用の水にバクテリアをわかせたいからです。土や砂利は入れないでください。
針子を飼育する水はグリーンウォーター(青水)が用意できればなおいいです。
グリーンウォーター(青水)については以下の記事を参考にして下さい。
メダカの飼育に必ず必要『青水(グリーンウォーター)』
青水(グリーンウォーター)とは
メダカの飼育に使用する青水(グリーンウォーター)とは、植物プランクトンが豊富に含まれた緑色の水のことです。
青水はメダカにとって最適な飼育環境であり、健康維持や稚魚の育成に役立ちます。
こん...
よく「針子の容器を水替えしたいのですが、」というご質問を頂きます。私の考えは「水替えしなくていい」です。針子はとても小さい体なので、必要とする酸素も少なく、排泄物もごく少量です。ですので水質悪化はそこまで気にしなくて大丈夫です。
針子のエサは粉エサをすりつぶした物で問題ありません。ゾウリムシやミジンコなどの生き餌が最高!というご意見もありますが、粉エサで十分です。むしろ生き餌は手間が増えて面倒でした。最近試験的にブラインシュリンプをわかせて与えていますが、やっぱり面倒です。
PSBという怪しい赤い液体はご存知でしょうか。私も日々使用しています。しかし、これもなくても問題ありません。PSBは光合成細菌とよばれ、針子のえさという表現で使用している方が多いです。PSBについての記事はこれを参考にして下さい。
PSB濃いめ20Lタンク
みんな大好きPSB培養
メダカの好物PSBは簡単に増やせるのが魅力です。
昨年、メダカ飼育にはまってからというもの、PSBの培養は欠かさずやってきました。
ごまお
ベランダの一部がめちゃくちゃくさくて妻に嫌が...
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